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スプラトゥーンを2から始めてドハマリした男のブログ

【スプラトゥーン2】ウデマエXへ上がるために必要な戦略論

近いようで遠いウデマエアップの壁。昔は自分もウデマエを上げるために日々試行錯誤しては上手くいかず、ぶつけようのない苛立ちを募らせる日々でした。

スプラトゥーンを始めて約1年2ヶ月、プレイ時間も1000時間を超えて、今ではようやくウデマエXで王冠をつけたり失ったりするとことまで食い込むことができました。

わりと短期間で上達した部類だと思っており、過去にはS+に上がるためのTIPSみたいな記事を小難しく書きましたが、ほぼ1年前のプレイヤーとしてかなり未熟な時期に書いたので、今読み返すと恥ずかしいかぎりです。

色々考えを持つのはとても良いことですが、考えすぎて動けなくなる人の方が多いと思うので、意識することの数は少なければ少ないほど良いと思っています。1つの考えと行動で、2つ以上、もしくはもっと多くの課題を解決することができればそれがベストです。

トッププレイヤーはとても上手ですが、色んな考えを無意識に近い状態で実践している人が多いです。

今回の記事ではそのようなプレイヤーがやっていることを少しでもシンプルに伝えることができればと思います。

たった1つだけ戦略を意識する

「今あなたが使っているブキをよく理解して、その特性に合わせて動きを判断する。」これだけを意識してください。

もっとシンプルな言葉にすると「自分のブキの強いところだけを使う。」です。

このゲームにこれだけ沢山のブキが存在する理由は、任天堂が多くの多様性を持ったゲームにしようと考えているからだと思っています。

メイン(射程、ダメージ量、移動速度、射撃の種類)、サブ、スペシャルの組み合わせにおいて、似ているものはあるとはいえ基本的にはブキ毎に違ったコンセプトを持っています。

コンセプトは、任天堂レベルデザインにおいて、それぞれのブキに持たせた個性です。

個性には"強い部分""弱い部分"があります。

ゲームの中でこの"弱い部分"をいかに出さず、"強い部分"を出し続けるかが鍵となります。

ブキの"強い部分"と"弱い部分"を理解する

まず今あなたが使っているブキの個性を理解しましょう。

例えば僕が1番使ってきた愛用ブキのN-ZAP85の場合で個性を理解してみます。

まず思いつく限り、ブキの個性を書き出します。N-ZAP85の場合下記のような感じでしょうか。 f:id:spla:20181012202019j:plain

そして、次に書き出した個性を"強い部分"と"弱い部分"にセグメントしましょう。 f:id:spla:20181012202037j:plain

この時に"強い部分"が少なく、"弱い部分"が多いブキは、大抵使用率が低いブキになると思います。

そのブキが弱いということもあるのですが、もう少し具体的に話すと、リターンよりリスクが目立つブキです。

"弱い部分"も多いけど、"強い部分"も多いブキは、難しくて使いこなしづらいけど、かなりポテンシャルが高いというブキが多くなります。 後になって新たに追加されているブキはここに該当するものが多いです。

"強い部分"が多く、"弱い部分"が少ないブキは、大抵使用率が多いブキです。

なぜなら弱い部分より強い部分の方が多いため、使用する中で"強い部分"が出やすくなります。

"強い部分"が出やすくなるのであれば、使いやすいと感じる場面が多いですよね。だから使用率が増えてくるわけです。

それがイコール"強ブキ(いわゆる環境ブキ)"かというと少しだけ違っていて、それは"強い部分"にも上下関係があるからです。

ZAPは"強い部分"が多く、使い手を選ばずとても安定したポテンシャルを出せるブキです。

ただ、マニューバーのスライドや、近距離でのキルスピード(ダメージ量と射撃速度)、単純な射程差など、 ポテンシャルの高いブキ相手に強い部分を押し付けられた場合、上下関係により自身の"強い部分"を潰されることが多くなってしまうことが多いです。

では最後にこの"強い部分"と"弱い部分"をそれぞれ抽象化し、"得意なこと"と"苦手なこと"を表現します。 f:id:spla:20181012202059j:plain

この得意なことを生かして、苦手なことを避けたり、カバーしたりするようにしましょう。

それを考えて実践することが、あなたの作る「立ち回り」になっていきます。

相手の"得意なこと"で戦わない、自分の"得意なこと"だけを出せるように心がける

「相手の土俵に立つ」という言葉がある通り、相手の"強い部分"で戦うことは初めから大きな不利を背負って戦うことになります。

相手の土俵で戦って勝つことは美徳でもなんでもなく、「無謀を犯した末の愚かな勝利」です。

僕はZAPを使っているとき、先ほど書き出した得意なことを踏まえて、必ず徹底しようと意識していることが3つあります。

  • 1人で前にいかないこと(多対一が苦手なブキなので)
  • メインの特性を考えたとき、必ず不利になるような相手と戦わないこと(バケツ、クアッドホッパー、スピナー系など)
  • 塗りが良い状態を保つこと(他ブキと比べたときに適正が高いから)

これに加えてスペシャルを使う際に、キルを発生させることができたらいいなくらいに思っています。(苦手なことのカバー)

僕は正直めちゃくちゃキャラクターの操作が上手なわけではなく、エイムも良くないほうだと思っています。

だからこそ、操作で勝負するわけではなく、得意なことをやり続けることにより、チームに貢献するというスタイルを貫いています。 これはどのブキを持ったとしても、同じことを考えています。

"苦手なこと"をやり続けるのが、上手ではない立ち回り

A~S+帯でよく議題になっている話だと、マルチミサイルやハイパープレッサーを回しすぎることが、これの最たる例です。

スペシャルにマルチミサイルを持っているブキの"弱い部分"は「スペシャルによって意図的なキルを発生させることが難しい」という点です。

スペシャルポイントを溜めている間は"強い部分"も"弱い部分"も出ないため、ゲームに参加していないに近い状態となります。

そしてスペシャルを使ったものの、結果的にキルを発生させることができなければ、"弱い部分"が顔を出すことになります。

それを繰り返したとしても、ずっと "弱い部分"で戦っていることになりますし、マルチミサイルを持っているブキは"弱い部分"をカバーするために、他の"強い部分"を出していくことが求められます。

ハイパープレッサーも同様ですね。発動している間はハイパープレッサーの"強い部分"と"弱い部分"に対して同時に向き合わなければいけません。発動中にメインが使えないからです。

"強い部分"である一方的にキルを発生させることができれば良いのですが、"弱い部分"であるメインでのゲーム関与ができないという点があるので、"強い部分"をしっかり出せないと、"弱い部分"を味方にカバーし続けてもらうことになってしまいます。

マニュコラやスシコラのスペシャル必要ポイントがとても高いのは、メインとサブの"強い部分"に対するジェットパックの相性がとても良く、もし回転率が高いと"強い部分"がとても出しやすくなってしまうからだと思っています。

ブキの個性は、スペシャルの相性を含めてしっかりと設計されています。(その上で調整されてもなお弱いブキは、単純にスタートから設計をミスしてるんだろうなと思います)

ブキの個性をしっかりと考察し、理解して、"得意なこと"を見つけ出しましょう。

それでも練度がとても大事

色々と話してきましたが、当然ブキによって難易度が違うので、そこは使い込む中で慣れていく努力が必要です。

あまり使ったことのないようなブキは、"得意なこと"の設定も曖昧ですし、それを見つけていたとしても実行する際の精度は慣れているブキと比べて圧倒的に低くなるでしょう。

加えて自分で作り出した"得意なこと"の設定が間違っていたこともありますし、アップデートによって変化することもあります。

それを繰り返し検証して、トライ&エラーを繰り返すことが上達への最短距離になると僕は考えています。